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注目のマンドリニスト: Ashby Frank

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アメリカにはすばらしいマンドリン弾きが掃いて捨てるほどいるのでしょうが、その中でも注目される一人が、この Ashby Frank ではないかと思います。

まだ20代の若手だと思いますが、とても澄んだ音を出します。数年前に、Jeanette Williams のバンドの一員の彼の演奏を聴いたことがあります。

それは、毎年秋にニュージャージー州の西の方で行われていたフェスでだったのですが、1音1音がとてもクリアーなマンドリンの音が、スピーカーに乗って、遠くから聞こえてきたので、いったい誰が弾いているのだろう、と思って近くまで行ってみたら Ashby でした。

彼は、"First Crossing" というCDを1枚リリースしています。これは、彼がまだ10代の時に録音したものらしいのですが、クリス・シーリーとはまた違った、とてもトラッドで落ち着いた感じの演奏になっています。

ビル・モンローが作った Tombstone Junction を聞いたのも、このアルバムが初めてでした。ちなみに、この Tombstone Junction という曲は、あまり知られていないかもしれませんが、晩年のビル・モンローが好んで弾いていた曲の1つのようです。

このCDでは、Lou Reid (セルダム・シーン等に所属)が全面的にバックアップしています。

現在は、どうやらマーティー・レイボンというブルーグラス・ミュージシャンのバックをやっているようでうすが、詳しいことはわかりません。

若いマンドリニストでも、クリス・シーリーのようにきちがいのように技巧的な演奏もいいですが、この Ashby のように落ち着いたトラッドな演奏もいいものです。

  by kasninoyh | 2005-12-07 00:10 | ブルーグラスプレーヤー

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