注目のマンドリニスト: Matt Flinner (その2)
Matt Flinner は、ベースの Todd Phillips、ギターの David Grier の3人で、Phillips Grier & Flinner というバンド組み、録音や演奏活動をしています。
このバンドの最初のアルバムは、1999年に出た Phillips Grier & Flinner です。
このアルバムでは、3人のインストのオリジナルが収められています。ブルーグラスというより、3人の名手によるアコースティック・アンサンブルという感じですが、Todd のプロデュースで、カリフォルニアの爽やかな風をイメージさせるアルバムとなっています。
夜、静かに、グラス片手に語らう時のバックグラウンドミュージックには最高です。
このバンドとしては、2002年に Looking Back というアルバムをリリースしています。
このアルバムは、題名に見られる通り、Tennessee Blues、Monroe's Hornpipe、I Am A Pilgrim、Old Dangerfield、Dixie Hoedown 等のトラッドやビル・モンローの曲を取り上げています。アレンジは、彼ら独特のもので、スムースに軽やかに流れていくので、非常に気持ちが良く仕上がっています。
Matt は、これ以外に、Matt Flinner Qualtet というジャズのバンドを組んでアルバムも1枚出しています。
彼の最近の活動はよく分らないのですが、あちこちのフェス等でマンドリンのワークショップもやっているようです。
by kasninoyh | 2006-06-13 14:21 | ブルーグラスプレーヤー