チーフ井上とフォークゲリラボーイズ:8月23日、ロッキー・トップ

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8月23日は、銀座のライブハウス、ロッキー・トップRise & Shine のライブをやったのですが、この時の対バンがチーフ井上とフォークゲリラボーイズでした。

チーフ井上とフォークゲリラボーイズは、ブルーグラスの曲に日本語の歌詞を付けて歌ったり、オリジナル曲を演奏したりしているユニークがグループです。

このバンドは、この銀座のロッキー・トップで働いているチーフ井上がリードボーカルとマンドリンをやっています。ロッキー・トップに来るミュージシャンを集めて94年に結成した、ということですから、もう12、3年になるんですね。

上の写真は、チーフのCD、「100万回愛している!!」の裏カバーです。この日のライブも、このCDに収められた曲を中心に演奏してくれました。

有名なブルーグラスの曲に日本語の歌詞を付けると言っても、チーフの場合は、とてもユニークです。

例えば、ビル・モンローの名曲、"Can't You Hear Me Calling?"。これがチーフの歌詞では、「聞こえるかい、俺の呼ぶ声が。100万回愛してる。傷つけて、憎しみあって。こんなにも一人ぼっちさ」となっています。

「100万回愛してる!!」という部分は、ビル・モンローの原作に忠実な訳ですが、その他は、チーフのオリジナリティーがいっぱいの歌詞となっています。愛人に振られた男の気持ちを歌っている、いう点では同じですが、チーフの歌詞の方が、ビル・モンローの原作より、ずっと強烈になっている感じです。

それにロックのような歌い方も、ブルーグラスのソウルに当たる部分を強く押し出しているような感じがしました。

ところで、この "Can't You Hear Me Calling?" 自体は、ビル・モンローの例の Bessie Songs の1つです。以前にもこのブログで書きました、ビルの愛人の Bessie Lee Mouldin がこの歌のインスピレーションとなっているそうです。

その他、フィドルの名手の Mr. Y. をフィーチャーした Stoney Lonesome 等が、とても素晴らしかったです。

久しぶりに見たチーフのステージは、楽しい雰囲気で、「こういう感じがいいなぁ」と思わせるライブでした。やっぱり、いろいろ苦労してステージをやってきた積み重ねが、こういうステージングになっているんでしょう。楽しみのライフである以上、お客様を楽しませるエンターテイメントがないといけないですよね。それも、無理して作ったようなエンターテイメントではない、そのバンドにしっくりフィットするエンターテイメントがです。

この日のライブでは、私としては、特に、「月がぽっかり」という歌がとても印象に残りました。(ちなみに、チーフに聞いたら、この歌をカバーしてもOK、ということでした。)

対バンのバンドでしたが、とても勉強になり、そして楽しいライブでした。チーフありがとう!
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  by kasninoyh | 2006-08-24 23:59 | ライブ・フェスレポート

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