愛着の楽器 (2):Rigel のマンドリン
私も、以前から、あの継ぎ目のない滑らかな、ドロンとしたデザインのボディーと、レイディアスなネックの感触が良いなぁ、と思っていたところ、ニューヨークの楽器専門店マンドリンブラザーズに特価で出ていたのを見つけて、つい衝動買いをしてしまいました。F5型ではなく、ツートップ型のモデル(R100) です。
このマンドリンのネックは、比較的幅があって、フレット面はかなりカーブがついていますので、単音を細かく刻んで弾くような奏法に向いています。ネックの先の方が若干太くなっていて、胴体に近づくほど少し細くなっている、という独特のデザインですが、これがまた微妙に気持ちのよい握り具合となっています。
音のボリュームは今一つですが、軽やかな音が出るので、それなりに気に入っています。弾き心地は、まだ若干固く、もう少し弾き込んでいく必要がありますが、ピアゾマイクが内蔵されているので、アンプを使う時にはとても便利です。
私の買ったモデルは、ギンギンのトラッドなブルーグラスの演奏には、あまり向いていないかもしれません。むしろ、ケルティックかジャズのような音楽には合っていると思います。とにかく、このマンドリンをブルーグラスのバンドで使っていると、確かに目立ち過ぎますね。
by kasninoyh | 2005-02-05 09:11 | 楽器・道具類