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愛着の楽器 (2):Rigel のマンドリン

愛着の楽器 (2):Rigel のマンドリン_c0032583_2034485.jpgアメリカのマンドリンメーカーに、Rigel 社というのがあります。トラディッショナルなフラットマンドリンとはデザインを大きく異にする、ユニークなマンドリンを作っています。ジミー・グッドローやクリス・シーリーが、使っているところをご覧になった方も多いかと思います。

私も、以前から、あの継ぎ目のない滑らかな、ドロンとしたデザインのボディーと、レイディアスなネックの感触が良いなぁ、と思っていたところ、ニューヨークの楽器専門店マンドリンブラザーズに特価で出ていたのを見つけて、つい衝動買いをしてしまいました。F5型ではなく、ツートップ型のモデル(R100) です。

このマンドリンのネックは、比較的幅があって、フレット面はかなりカーブがついていますので、単音を細かく刻んで弾くような奏法に向いています。ネックの先の方が若干太くなっていて、胴体に近づくほど少し細くなっている、という独特のデザインですが、これがまた微妙に気持ちのよい握り具合となっています。

音のボリュームは今一つですが、軽やかな音が出るので、それなりに気に入っています。弾き心地は、まだ若干固く、もう少し弾き込んでいく必要がありますが、ピアゾマイクが内蔵されているので、アンプを使う時にはとても便利です。

私の買ったモデルは、ギンギンのトラッドなブルーグラスの演奏には、あまり向いていないかもしれません。むしろ、ケルティックかジャズのような音楽には合っていると思います。とにかく、このマンドリンをブルーグラスのバンドで使っていると、確かに目立ち過ぎますね。

  by kasninoyh | 2005-02-05 09:11 | 楽器・道具類

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