カテゴリ:ブルーグラスの曲・歌詞( 28 )

 

John Henry:本当にあった人間と機械の競争の話?

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今日は、ブルーグラスで良く歌われる John Henry のお話です。

John Henry は、ジャムソングとしても良く演奏されるポピュラーの歌です。この歌も、実際に起こったことを伝承するフォークソングだそうです。

でも、John Henry が本当に実在したのか、どこの人なのかについては、諸説あるようです。ウエブを見るとたくさんの情報があります。

一番典型的なお話では、John Henry は、南北戦争後にウエスト・バージニア州のチェザピーク・アンド・オハイオ鉄道ビック・ベント・マウンテンの難所に作ろうとしてたトンネル工事に雇われていた黒人であったというものです。

当時のトンネル工事は、黒人らの労働者が鉄のドリルをハンマーで打ち込んで穴を開け、ダイナマイトで爆破していくという工法でした。

ドリルをハンマーで打ち込むのは非常な重労働だったようで、賃金も良かったのでしょうが、時間もかかるため、鉄道会社にとっては、非常なコスト高になっていました。

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ここに蒸気で動く機械のドリルが出現し、人間がやるよりもずっと早く、安く工事を進めることが出来るようになります。しかし、労働者は職を追われることになります。

そこで労働者側は、機械よりも人間の方が早くドリルを打ち込めることを証明しようと、ある日人間と機械のコンテストが開かれました。そこに労働者の代表として登場したのが我らが John Henry です。

結局、John は、機械よりも早くドリルを打ち込んで行って機械に勝利したのですが、勝負がついたところで、力尽きて死んでしまった、というお話です。

歌う分には、それが本当のことかどうかはあんまり関係はないことですが、そこに込められた人々の生活や苦しみ等に思いを致せば、いつも歌っている歌も少しばかり感じが変わってくるかもしれません。

ともかく、このようなある種哀しい曲を速いテンポの曲で明るく歌い飛ばしてしまう、というところにアメリカ人の前向きなパワーがあるのかもしれません。日本人だと、演歌にして思いっきり心情を込めて John Henry を追悼するかもしれませんね。

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  by kasninoyh | 2008-03-28 23:28 | ブルーグラスの曲・歌詞

ブルーグラスの中の「ワルの歌」

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今度の木曜日(11月30日)は、恒例の原宿ブルーグラスジャムです。

毎回、ジャムのテーマを一応決めています。今回は、「ワルの歌」というちょっと変わったテーマにしてみました。

ブルーグラスには、結構、「ワル」についての歌があると思います。具体的に上げてみると、次のような曲でしょうか。

●人殺しの歌(Murder Ballads)
- Banks Of The Ohio
- Down In The Willow Garden
- Pretty Polly
- Tom Dooley
- Wild Bill Jones

●荒くれ男、ならずもの、ごろつきの歌(Rascals)
- Cash On The Barrelhead
- Doing My Time
- Forty Years Of Trouble
- Free Born Man
- Ninety Nine Years
- Prisoner's Song
- Worried Man Blues

●荒くれ女の歌(Wild Women)
- Darling Corey
- Dim Lights, Thick Smoke
- Little Maggie


聞いたことがある有名な曲もあるのですが、歌ったことがない曲が多いですね。今度のジャムでは、少しチャレンジしてみたいと思います。

もちろん、ジャムでは、このテーマ以外のどんな曲でもOKです。(今回のテーマは、ちょっと、ハードルが高いか。)

インストも歓迎です。「フィドルチューンやり尽くし」なんてのもいいかもしれません。

それでは、お時間のある方は、こんとん館でお会いしましょう。

以上

原宿ブルーグラス実行委員会
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  by kasninoyh | 2006-11-28 23:57 | ブルーグラスの曲・歌詞

ロスト・ラブの曲(Lost Love & Broken Hearts)

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10月31日原宿ブルーグラスジャムのテーマは、「お好きな曲+ロスト・ラブの曲(Lost Love & Broken Hearts)」ということにしています。

ブルーグラスには、ロスト・ラブの曲はとにかくたくさんありますが、昨日に引き続き以下に少し書き上げてみたいと思います。

FADED LOVE
HANDSOME MOLLY
HARD HEARTED
HIGH ON A MOUNTAIN
HONEY YOU DON'T KNOW MY MIND
I FEEL THE BLUES MOVING IN
I WISH YOU KNEW
I'LL JUST PRETEND
I'LL STAY AROUND
I'VE GOT THAT OLD FEELING
JULIANNE
LETTER FROM MY DARLING
LITTLE DARLING PAL OF MINE
LONG GONE
LOVE PLEASE COME HOME
MY BABY'S GONE
NOBODY'S LOVE IS LIKE MINE
ON AND ON
ONCE MORE
RIDING THAT MIDNIGHT TRAIN
SITTING ON TOP OF THE WORLD
SOMEHOW TONIGHT
SUNNY SIDE OF THE MOUNTAIN
SWEETHEART YOU DONE ME WRONG
THANKS A LOT
THESE OLD BLUES
THINKING OF WHAT YOU'VE DONE
TOY HEART
USED TO BE
WALK SOFTLY ON THIS HEART OF MINE
WE LIVE IN TWO DIFFERENT WORLDS
WHY DON'T YOU TELL ME SO
WILL YOU BE SATISFIED THAT WAY
YOUR SELFISH HEART

...しかし、たくさんありますね。ブルーグラスは、ほとんど失恋の歌である、と言ってもいいくらいでしょうか。

いずれにしても、お時間のある方は、10月31日にこんとん館の原宿ブルーグラスジャムでお会いしましょう。
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  by kasninoyh | 2006-10-30 23:20 | ブルーグラスの曲・歌詞

ふるさとを歌った歌=Songs of Home

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今月29日(金)の原宿ブルーグラスジャムでは、テーマとして、「お好きな曲+ふるさとを歌った歌(Songs of Home)」を取り上げる予定です。

ところで、「ふるさとを歌った歌=Song of Home」には、どんなものがあるのでしょう。

結構、たくさんあると思うのですが、以下に、思いつくまま挙げておきます。「ふるさとの歌」につては、若干、広めに解釈しています。あしからず。

Blue Ridge Cabin Home
Cabin In Calorine
Colleen Malone (?)
Down Where The River Bends
Eight More Miles To Lousiville
High On A Mountain
Home On The Range
I Am On My Way Back To The Old Home
I Wonder How The Old Folks Are At Home
I'm Going Baack To Old Kentucky
Little Cabin Home On The Hill
Lonesome Pines
Long Journey Home (Two Dollar Bill)
The Old Home Place
The Old Home Town
Tall Pines
Way Downtown
White Dove
Who Will Watch The Home Place


...などなど、まだまだあると思いますが、とりあえず挙げてみました。
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  by kasninoyh | 2006-09-27 21:59 | ブルーグラスの曲・歌詞

ブルーグラス・ゴスペル(その5): River Of Jordan

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引き続き、次回の「原宿ブルーグラス・ジャム」に向けた「予習シリーズ」です。

今日取り上げるセイクレッド・ソングは、"River Of Jordan" です。

ご存知の通り、聖書の中には、River Of Jordan=ヨルダン川がたくさん出てきます。この歌では、そのうち2つのエピソードをかなり直裁に歌っています。(尚、歌詞は、ルービン・ブラザーズのバージョンです。)

RIVER OF JORDAN

To the River Of Jordan our Savior went one day
And we read that John The Baptist met Him there
And when John baptized Jesus in Jordan's rushing waters
The mighty power of God filled the air

(Chorus)
I'm on my way to the River Of Jordan
Gonna wade right in to the rushing waters
I'm going down to the River Of Jordan
And let the cool waters cleanse my soul


1番は、イエス・キリストに、John The Baptist (バプティスマのヨハネ) が洗礼を授けるお話です。

ヨハネは、ヨルダン川の岸辺で、人々に対して悔い改めのための洗礼を熱心に行っていましたが、ある日、そのヨハネの許にイエスがやってきます。気後れするヨハネにイエスは{洗礼を授けよ」と命じます。ヨハネが、ヨルダン川でイエスに洗礼を授けた時、天地が割れて「わたしの愛する子」と神が祝福した、ということです。

このお話は、有名ですので、ご存知の方も多いのではないかと思います。

King Naaman was stricken with dreaded leprosy(ハンセン氏病)
And he sent for the man of God to pray
But Elisha said to Naaman "go dip yourself in Jordan"
And let the cool waters wash your spots away

(Chorus)
So he went right down to the River Of Jordan
He waded right in the rushing waters
He dipped himself in the River Of Jordan
And the cool waters made him whole

さて、2番ですが、これはシリアの将軍 Naaman ナアマンについてのお話です。

ナアマンは、勇猛な将軍だったのですが(上の歌詞では、King となっていますが)、ハンセン氏病におかされていました。イスラエルのサマリアにいる預言者がこの病を治す力を持っていることを聞いて、預言者 Elisha エリーシャに会いに行きます。

預言者エリーシャは、ナアマン将軍には直接会わず、使者を通じて「ヨルダン川で身を清めよ」とだけ告げます。ナアマン将軍がヨルダン川で身を洗うと、病気は治ってしまった、というお話です。

Oh the River Of Jordan is many miles away
And this mighty river I may never see
But I'll find myself an altar in an old fashioned church
And my River Of Jordan that will be

(Chorus)
I'm on my way to the River Of Jordan
Gonna wade right in to the rushing waters
I'm going down to the River Of Jordan
And let the cool waters cleanse my soul


3番は、ヨルダン川は遠いところにあって見ることもできないだろうけれど、私にとっては、この教会の祭壇が身を清めてくれるヨルダン川だ、と歌っています。

という訳で、旧約聖書の勉強が少しできました。

ところで、現在のヨルダン川は、国際的な問題のさなかを流れる川、という感じですよね。この川がヨルダンとイスラエル・パレスチナ自治区を分ける境界となっています。この西側にイスラエル入植地が広がっており、紛争が絶えない土地となっているわけです。
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  by kasninoyh | 2006-05-25 21:43 | ブルーグラスの曲・歌詞

My Rose Of Old Kentucky:Rise & Shine のライブ録音

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ちょっと前の録音ですが、Rise & Shine のロッキー・トップでのライブの1曲をアップします。

超定番の My Rose Of Old Kentucky です。

ライブでの録音で音質が悪く、勢いだけが勝負になっています。(バンジョーのキックオフが他の曲のような感じがしないでもないのですが、ご愛嬌です。)

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★Rise & Shine: My Rose Of Old Kentucky at Rocky Top on Apr. 24, 2006
下線をクリックして録音を聞いてください。

        ●My Rose Of Old Kentucky

-ギター、バリトン: Mr. M.
-バンジョー、テナー: Mr. I.
-ベース: Mr. K.
-マンドリン、リード: NINO

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この My Rose Of Old Kentucky は、ビル・モンローの超定番曲ですが、この歌の対象となっている Rose は、恋愛の相手というわけではないようです。

ビルは、音楽活動が忙しくなって、自分の農場を管理することができなくなったため、兄弟の スピード を呼んで農場管理をしてもらうことにしたのだそうです。ビルとスピードはとてもよい関係を続けたようで、ビルは、そのスピードの娘 Rosetta のことを念頭にこの歌を作った、と言っていたそうです。

似たような題名の曲に、My Littel Georgia Rose があります。この曲には、ビルの私生児である娘のことを歌ったという説があり、歌詞もかなり harsh なところがありますが、この My Rose... の方は、成長している若い娘に対して深い愛情を注いでいる、という感じがありありとする曲です。
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  by kasninoyh | 2006-05-23 23:25 | ブルーグラスの曲・歌詞

ブルーグラス・ゴスペル(その4): I Am The Man, Thomas

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今月の原宿ブルーグラス・ジャムのテーマは、「ブルーグラス・ゴスペル」としています。

ここでは、このテーマについての予習として、セイクレッドソングの歌詞の内容を少し見て行きたいと思います。

私は、キリスト者でもなく、聖書のことも全く分っていないので、よく歌っているブルーグラスのセイクレッド・ソングでも、あまり内容が分らないまま歌っているものが結構あります。

いつも機会があれば調べてみたいな、と思っていたいくつかの曲について、分ったことを描いてみたいと思います。

まずは、"I Am The Man, Thomas" です。

この曲は、シンプルなモーダルの曲で、コードも I と V しか使いません。でも、結構、いい曲です。

(Chorus)
Oh, I am the Man, Thomas, I am the Man
Look at these nail scars(釘の傷跡) here in my hands

They drove me up the hill, Thomas, I am the Man
They made me carry the cross, Thomas, I am the Man
(Chorus)

They crowned my head with thorns(サンザシ), Thomas, I am the Man
They nailed me to the cross, Thomas, I am the Man
(Chorus)

They pierced me in the side, I am the Man
I died on the cross, Thomas, I am the Man
(Chorus)

They buried me in the tomb, Thomas, I am the Man
In three days I rose, Thomas, I am the Man
(Chorus)

この Thomas は、12使徒の1人のトーマスで、キリストが復活した時、その姿を見るまで信じられない、と言った人です。それ以来、疑い深い人の代表とされているそうです。

その疑い深いトーマスの前に、復活したキリストが現れ、実際に手のひらに打ち抜かれた釘の後を見せて、(Look at these nail scars here in my hands) 初めて納得したとのこと。

この歌はその情景を歌っています。

十字架を背負い、ゴルゴタの丘へ登り、そこで十字架に貼り付けにされ、3日後に復活したこと等が淡々と歌われます。

この曲には、いろいろなバージョンがあるようですが、最初の録音は、ラルフ・スタンレーのようです。むしろ、一般には、ボブ・ディランが歌って知られているようです。

私の手元にあるのは、The Grascals の昔の録音です。
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  by kasninoyh | 2006-05-21 16:32 | ブルーグラスの曲・歌詞

ブルーグラス・ゴスペル(その3):白人のゴスペル、黒人のゴスペル

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今月の原宿ジャムでは、テーマをブルーグラス・ゴスペルにしています。

これに関連した話題で、白人のゴスペルと黒人のゴスペルについてです。

ブルーグラスの特色の1つに、「白人の音楽」という性格が強い、ということがあります。別に、人種の問題ということではなく、音楽的に黒人の「乗り」とは違うものがあるということです。

ブルーグラスは、黒人音楽、特にブルースの影響を強く受けて成立しているわけですが、できあがったブルーグラスは、黒人の人達が体内に持っている「リズム」や「乗り」とはかなり違うものを持っていると思います。

一言で言えば、ブルーグラスは、「抑制がある、ストイックである」ということでしょうか。これは、黒人音楽に抑制がない、ということではないので誤解のなきようお願いします。

黒人の人達がやる「ゴスペル」には、どうしても体を一緒に動かして、大声でうたいたくなってくるような、強い「乗り」があります。これは大変魅力的ですし、その歌もパワーがあって大好きです。

私も、東京でニグロ・スピリチュアルのステージに行って、一般的にシャイな日本の観客がみんな立ち上がって一緒に踊ったり歌ったりしているのを見て驚きましたが、大変楽しませてもらいました。これは、自己解放になりますね。

NYマンハッタンのパブでのブルーグラス・ジャムに行くと、時々、黒人の人達も混ざってきたりします。ブルーグラスという音楽を知らずに黒人の人達が入ってくると、ジャムはかなりめちゃめちゃになります。というのは、黒人の人達は、ブルーグラスのリズムに合わせて踊りだしたりうたったりするのですが、これがやはりブルーグラスの範疇にないんですね。体内のリズムが違うんでしょう。

一方の、白人のゴスペル、あるいは、セイクレッド・ソング、フォーク・ヒム、スピリチュアル・ソングと言われるゴスペルは、「静かにハーモニーを味わう」、という趣が強く、より「静的」です。

そういう意味で、「自己抑制がある」ということです。

白人のゴスペルは、とても美しいメロディーのものが多いと思います。アメリカでは、ゴスペルばかりやっているFM局がありますが、混雑の中で運転している時などには、癒しになります。

テレビでも、大会場でのゴスペル・ライブのテープの Gaither Gospel Series などが深夜によく流されていて、純粋にその音楽の美しさに魅せられて、よく見ていました。

ブルーグラス・ゴスペルも、メロディーの美しさやハーモニーの美しさが、その魅力の1つだと思います。
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  by kasninoyh | 2006-05-09 20:20 | ブルーグラスの曲・歌詞

ブルーグラス・ゴスペル(その2):ゴスペルのコーラス

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ブルーグラスの中にゴスペルがたくさんあるのは、ある意味当然なのかもしれません。

ブルーグラス音楽の "heart"Lost Love であるとするなら、その "soul" は、ゴスペルだそうです。

教会での賛美歌(ヒム)がブルーグラスに取り入れられていった、あるいは、賛美歌がブルーグラススタイルで演奏されるようになっていったということでしょうが、キリスト教の素晴らしいところは、その伝道の手段として音楽が多用された、ということだと思います。

「合唱」する、それも「コーラスをつけて重唱」するということも、キリスト教文化の素晴らしいところだと思います。

ところで、この伝統も、現在のアメリカの「白人社会」では、南部に強く残っているようで、北部の、例えば、ニューヨーク周辺などにはあまりないそうです。もちろん、ニューヨーク地域でも教会で合唱はするのでしょうが、参列者、全員がパート別にコーラスをつける、というような伝統は少ないようです。

以前、アメリカに居た時に、昔ブルーグラスのプロモーターとして活躍していた人(ダグ・タックマン)が言っていたのですが、「南部から来た連中はすぐコーラスを付けられるが、ニューヨーク周辺の若者はそんな訓練を受けていないので、自然にコーラスが付けられない」、のだそうです。

南部の白人社会では、小さいときから教会でコーラスをつけることが多いのでしょうか。

以前、ニューヨークのパブのジャムに参加していて、たまに南部のノースカロライナなどから来た人達が混るようなことを経験したことがあるのですが、確かに、彼らのコーラスの「乗り」というのは独特でした。

テナーにしてもバリトンにしても、「こんな付け方があるのか」と驚くことがありました。リードの微妙な抑揚やタイミング、アクセントに合わせて、自由にコーラスを付けるという感じです。

何度上をつけているのかわかりませんが、コーラスの付け方もいろいろクリエイティブにできるんですね。

ジャムの楽しさには、楽器の掛け合わせばかりでなく、ボーカルの掛け合わせもあるんだなぁ、と思った次第です。
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  by kasninoyh | 2006-05-07 17:11 | ブルーグラスの曲・歌詞

ブルーグラス・ゴスペル (その1):代表的な曲

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5月の原宿ブルーグラスジャムでは、テーマとして「ブルーグラス・ゴスペル」を取り上げてみたいと思います。

そこで、少し、ブルーグラス・ゴスペルについて「予習」してみましょう。

まずは、ブルーグラス・ゴスペルの代表的な曲にはどんなものがあるか、です。

Amazing Grace*
Angel Band*
Are You Afraid To Die
Are You Washed In The Blood
Back To The Cross
Beautiful Life*
Cryin' Holy Unto The Lord
Down To The River To Pray
Drifting Too Far From The Shore*
Hallelujah I'm Ready
Happy I'll Be
Harbor Of Love
I Am A Pilgrim*
I Am The Man, Thomas*
I Am Weary (Let Me Rest)
I Hear A Sweet Foice Calling*
(In The) Sweet By And By
I Saw The Light*
I'll Fly Away
I'll Meet You In Church Sunday Morning*
I'm Using My Bible For A Road Map
Leaning On The Everlasting Arms
Let The Church Roll On*
Little Mountain Church House*
Little White Church*
Manshions For Me
Old Country Church
Precious Memories
Rank Strangers*
River Of Jordan
Take Me In Your Lifeboat*
Talk About Sufferin'*
Thy Burdens Are Greater Than Mine
Wayfaring Stranger*
White Dove*
Will There Be Any Stars In My Crown*


...というわけで、まだまだたくさんあると思うのですが、とりあえず、個人的に知っている---というより聞いたことのある曲で、ゴスペルと思われるものをリストアップしてみました。(* が着いている曲は、ジャム用の歌詞カードに収録されている曲です。)

選択はまったく勝手な基準ですが、これだけ見ても、随分とあるよなぁ。

PS:White Dove なんかは、ゴスペルなんだろうか、というご意見もあると思いますが、ゴスペルに含まれていることが多いようです。
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  by kasninoyh | 2006-05-06 16:00 | ブルーグラスの曲・歌詞

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