カテゴリ:ブルーグラス演奏( 14 )

 

コードについての Number System

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上の表は、コードの Number System の一覧表です。

ジャムでは、よく、このような番号でコードを指定していきますが、「IV(4)」と言われて、具体的にどのコードなのか、ぱっと分かるためは、頭の中に上記のような表が入っている必要があります。

例えば、キーがGの曲で、「IV(4)」と言われたら、「C」ですし、Cのキーの曲で「V(5)」と言われれば、「G7」です。

上の表では、ブルーグラスであまり使われないキーについては、省略してあります。「II(2)」は、マイナーコードかセブンスになることが多いのかと思いますが、素人のジャムでは、この辺まできたら、コードの名前をコールした方が早いと思います。

「VII(7)」も、ジャムではとんど使わないと思うのですが、実は、この番号は、ブルーグラスでは便利な番号です。

モーダルな曲をやる時には、「I」の次に「VII]を使うことが多くなります。ただ、本当は、「VII♭」(7フラット)です。このコードを使うことで、ぐっと、所謂 "ancient tone" に近づきます。(このVIIの欄には、6番と7番の間にあるVIIフラットのコードを記載してあります。このような使い方は、一般的ではなく、私の独自のものです。)

(ここでモーダルと言っているのは、Love Please Come Home とか、June Apple、Big Mon、Salt Creek のような曲のことを指しています。)

ジャムの最中にナンバーシステムを使うのは、コードが比較的シンプルでないと頭の中がぐちゃぐちゃになると思います。ブルーグラスは、ほとんどの曲が3コードですから、メジャーなキーの I と IVとVを覚えておけばいいわけです。これにIIIとVIのマイナーを覚えていれば、ほとんど完璧ではないでしょうか。
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  by kasninoyh | 2005-05-13 22:53 | ブルーグラス演奏

笹部親方のワークショップ:5月9日

今日(5月9日)は、久しぶりに、笹部さんのギターワークショップに顔を出しました。

今日は、基本的なGランをやりました。でもこのGランは、なかなかすごい。拍子がうまくとれません。単なるGランとあなどるなかれ。このノリが出せたら、なかなかのものです。今日だけでは、とてもマスターできませんでした。

後は、Liberty のギターソロなどをやりました。歌のお手合わせがお願いできなかったのが、残念ですが、また、この次に期待しましょう。
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  by kasninoyh | 2005-05-10 00:32 | ブルーグラス演奏

ワンマイクの良さ

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★↑オリエントエクスプレスのワンマイクでの演奏。ニューヨーク北部のオッシニングのカフェにて。


ブルーグラスは、生のライブ演奏のパワーが魅力の1つだと思います。聞いている人の前で、実際にアコースティックの楽器を弾いて歌うということで、演奏者の実力がそのまま伝わるライブ性とその活きの良さが身上です。

ところで、その生のライブ演奏ですが、少し大きめのステージでやるということになってくると、ステージ上でのマイクの使い方が、「活きの良さ」を引き出せるかどうかの鍵を握ることになります。

ステージで演奏してみると、とにかく、自分達が弾いている音がどのように聴衆に聞こえているのか、全くわからず苦労された方も多いかと思います。もちろん、そのために、プレーヤー用のモニタースピーカーが備えられていることが多いわけですが、その場合でも、実際には、モニタースピーカーによって自分達の演奏状況を掴むことは、非常に難しいものです。

その上、たとえ演奏状況が分かって、まずいところを調整しようとしても、横に並んで、各自が1本づつ(あるいは楽器用も含めて2本)のマイクに向かって演奏していては、お互いに意思を疎通しあって調整する、ということは、ステージの上では困難に等しいことです。

それで、演奏をする前のマイクチェックやミキシングチェックがとても重要になるのですが、そのようにお膳立てすればする程、生の演奏の良さ、ビビッドさ、活きの良さが失われてしまいます。

更に、「1本の自分専用のマイクに向かって歌う」という場合には、マイクを通して「良く聞かせる」ために、それなりのテクニックを使うことになります。歌唱法が微妙に変わるわけです。マイクの前では、あまり声量を上げる必要もないし、声量を上げすぎると、綺麗にきこえません。

逆に、小さな音まで拾われてしまいますので、ちょっとした音程のずれ、歌の延びの部分の不安定性、ハーモニーのずれ等が明瞭にわかりますので、タイトなボイスコントロールが必要です。これは、伝統的なブルーグラスの歌い方とちょっと合わなかったりします。ハーモニーを付けた場合、各人の声量の違いもステージ上では、調整が難しいものです。PAがしっかりしていれば、この辺はその場で調整してくれるわけですが、いつもしっかりしたPAが居るというわけでもないと思います。

こういうことを考えると、デル・マッカリー・バンド等が採用している「ワンマイク方式」は、これらの欠陥をかなり補完してくれる方法で、臨場感をうまく捕らえられるやり方ではなか、と思います。

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1つの無指向性マイクの前で、バンドのメンバー全員の声をお互いに聞きながら、それをそのままマイクに乗せることができますので、どのような音が聴衆に響いているのか、がわかります。お互いの声や楽器の演奏が聞こえていますし、お互いの顔を見ながら演奏しているので、相互の合図によって調整もしやすく、声を張り上げるような歌い方でも、わりと自然に聴衆に伝わるような感じがします。

しかし、これは、無指向性マイクが演奏している全ての音を拾ってくれている、という前提でのことですので、マイクの性能に相当左右されるようですし、これまでの経験だと、ハウリングなどを起こした時の調整が難しいようです。

楽器も音量の違いが相当ありますので、バンジョー等はどこで弾いていても大丈夫かもしれませんが、マンドリン等音量の小さな楽器は、苦労します。それで、楽器ソロ演奏用に1本別のマイクを用意することもいいのかもしれません。もちろん、ベースは、別の専用マイクが必要です。

私自身もワンマイクで演奏した経験はそれ程ないのですが、PAを期待することができないアマチュアバンドとしては、充分検討に値するやり方ではないかと思っています。(もし、この辺のことをよくご存知の方がいらっしゃれば、ご教示ください。)
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  by kasninoyh | 2005-04-27 22:42 | ブルーグラス演奏

ブルーグラスの発声法(2):ボイストレーニングの実際

c0032583_2051346.jpg「ブルーグラスも歌だ」、ということで、かねてから行ってみたかったボイストレーニングに通っています。といっても、ここのところ2ヶ月は、仕事の関係もあり、お休みしていますが。

発声法もいろいろあるようですが、やっぱり、先生についてみないとわからないと思い、渋谷に開設したばかりで入会金無料という教室に通ってみました。「驚くほどうまくなる」という宣伝文句だったのですが、結果としては、月2回、半年ぐらい通って、今のところ、驚く程の効果は見えていません。

この教室では、最初に複式呼吸の練習をし、次に、喉だけを使うのではなく、自然に体全体で声を出すような練習を毎回やりました。腹式呼吸をしつつ腰を上げ気味にして発声するのですが、なかなか難しく、結構な運動量になります。1時間のレッスンですが、相当疲れます。

やはり、高い音程がなかなか出ず、私の場合は、A#位がいいところで、調子がいいときにBぐらいまで行く、という感じで、この辺は以前とあまり変わっていません。

ただ、口の開き方、発音の仕方は、第三者に聴いてもらうと、自分の欠点が良くわかります。これは大変役に立ちました。私の場合は、どうしても、声が内側にこもってしまう傾向にあり、もっと外側に声を出していくような訓練をしていかなければならない、ということが良くわかりました。

また、高音のところで声が裏返ることがありますが、これも腹式呼吸と腰の上げ方がうまくいくと抑えることができるようです。

声のボリュームを上げるためには、喉だけを使うのではなく、胸、首、口の全てを1つの筒のようなイメージにコントロールして声を出していくと良いようですが、ここもまだマスターできていません。どうしても、内にこもってしまい、喉に負担をかける発声法になりがちです。

この教室では、口を立てに大きく開けて声を外に出すように教えられましたが、先日受けた今富さんのボーカルワークショップでは、口を横に開いて発声するのが良い、と教わりませした。う~ん、何が正しいのか...

発声法にもいろいろな方法があるのでしょうが、結局のところ、自分で試して工夫して、自分に合ったやり方を見つけていくしかないんでしょうね。
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  by kasninoyh | 2005-03-26 13:39 | ブルーグラス演奏

ブルーグラスの発声法(1):声の大きさ

ブルーグラスの歌唱法というのは、かなり独特のものかと思います。

所謂、トラッドなブルーグラスでは、ビル・モンローのハイ・ロンサム・サウンドに代表されるような、ビブラートのない、高い声、ボリュームのある歌い方、というのが特徴かと思います。

ブルーグラスと言っても、いろいろなスタイルがあるので、これでなければならない、というものはないのだろうとは思います。

しかし、フェスやジャム等を通じて、アメリカのプロの生の演奏に触れてみると、「やはり違うなぁ」、という感じはします。

ニューヨークでやっていたジャムに、もたまにプロの演奏家がやってきて、一緒に演奏したりしてくれることがあります。もちろん、いろいろなスタイルがあるのですが、総じて言える事は、彼らの歌声は、ものすごくボリュームがあって、圧倒されるものがある、ということです。

以前に、このブログでもご紹介した Greg Garing は、歌のうまさはともかく、声のボリュームについてはピカイチでした。

c0032583_22435413.jpg私のかよっていたジャムに、2、3回、 Buddy Merriam & Back Road という、ニューヨークのローカルで活躍しているバンドが来たことがあります。(彼らは、最近リリースされたDVD、"Bluegrass Journey" にも少し出てきています。)マンドリンのベテラン Buddy が中心のバンドですが、ボーカルは若い人たちで、彼らの歌は非常にボリュームがあり、乗りが違います。ハーモニーが良いということもあるのですが、その力強さ、ある意味では「粗っぽさ」が、トラッドなブルーグラスの魅力の一つです。

これは、洗練された美しさとは、別の、自然な荒々しさの魅力、とでも言ったらいいのでしょうか。この間亡くなったペンシルベニア州で活躍していた Bob Paisely 等もこの系統だと思います。

これは、伝統的な、民謡的な要素の強いスタイルを持っているブルーグラスの魅力の1つです。こういう類のブルーグラスの発声は、とにかくでかい声を出す、ということに尽きるようなところがあります。これは、ビブラートをしようにも、できないような歌い方です。

しかし、この良さは、現場で生の演奏に触れないとわかりません。CDやレコードになってしまうと、このような良さをつかむことは難しく、ただ荒っぽい演奏という感じだけになってしまいます。一度この良さを、生の演奏で知った上で、CDを聞けば違うのでしょうが、最初から録音だけでは、迫力がわからないのではないかと思います。

このような歌い方をベースに、リードボーカルとして、ビル・モンローやデル・マッカーリーのような、男性による「ある種無理をした(=テンションの高い)ハイ・テナー」が混じり合うと、生で聞いている聴衆には非常に「ビリビリ」と来るものがあります。これは、その場に居ないとわからない感覚かもしれません。
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  by kasninoyh | 2005-02-25 22:46 | ブルーグラス演奏

今富さんのワークショップに参加 (2月16日)

c0032583_1484193.jpg今日(2月16日)は、こんとん館の今富さんのボーカルワークショップに、初めて参加させていただきました。今富さんは、仕事の関係があって、このワークショップもしばらくお休みになるとの事でした。

準備体操による体のほぐしから始まって、発声練習、英語の発音の仕方、口を横に開く歌い方、更にヨーデルと、内容は満載。私は、難しい Walls Of Time の練習をして、リズムの取り方、全体の歌の流れ方などについてアドバイスをいただきました。

今富さんの温かみがにじみ出るワークショップでした。
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  by kasninoyh | 2005-02-17 15:23 | ブルーグラス演奏

笹部さんのワークショップに参加 (2月14日)

c0032583_11761.jpg昨日は、こんとん館の笹部さんのギターワークショップに顔を出してきました。久しぶりです。今参加しているバンドの1つで、ギターをやるようになってきたので、少し、習いに来ている次第。

今日は、Ashokan Farewell の練習がよかったです。カポなしのDで弾くので、まだ全然ついていけませんが、スラーを多用するこの弾き方はいいですね。

後は、現在練習中の Highway Of Sorrow を Key of B でやってみました。この歌は、このくらい高いキーで歌ったほうがいいのかもしれません。

とにかく、笹部さんに一緒に歌ってもらって、ハモると気持ちがいいものです。いつもは、バンドでやっていると、なかなかうまくハモれないしなぁ。ハーモニーは、リードの歌の抑揚に、うまくぴったり合わせたり、微妙にずらして不協和音を楽しんだり、というようなことができるんですね。名人でないとできないことです。
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  by kasninoyh | 2005-02-15 18:06 | ブルーグラス演奏

これからやってみたい曲 (その3)

c0032583_14503032.jpg私のお世話になっているアマ・バンドでは、アメリカの西海岸のウエストコーストのブルーグラスをよく取り上げています。Dillerds とか The Country Gazzette とかの曲です。

これらの曲はあまり知らないし、コードの数は多くて、コーラスは複雑で大変なのですが、やってみると、とても良い曲が多いです。聞いている方は、ちょっと大変かもしれませんが。このような曲も、もっと発掘していきたいと思います。

後は、70年代のフォーク世代でもあるので、当時のアメリカン・フォークも、続けてやっていければと思います。現在は、ゴードン・ライトフットのものを少し取り入れています。

まぁ、とにかく楽しくやっていければ、いいんですよね。
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  by kasninoyh | 2005-01-28 00:00 | ブルーグラス演奏

これからやってみたい曲 (その2)

これからやってみたい曲について、夢みていることは、自分で歌を作ることです。

ちまたには、若い人向けの歌はたくさんあるのですが、人生経験豊かな、我々の世代に向けた、いぶし銀のような歌は、あんまりないじゃないですか。演歌しても、結局、恋歌だし。人生、惚れたはれたばかりではないですものね。もっと、毎日の生活を着実に積み上げている、そして世の中の役に立っている、大勢の、我々、まじめな世代に向けて、元気のでるような、癒すような、激励するような歌が欲しいです。誰か作ってくれない?

更に、これは夢のまた夢となりますが、そのような歌を英語で作って、出していけたら素晴らしいと思います。出版でもそうですが、英語の世界の方が、マーケットはずっと大きくなります。金銭的な意味ではなく、同調してくれる人、聞いてくれる人の数がずっと大きくなる、という単純なことです。

この言葉のハンデは、非常に大きいです。我々、大和民族の心意気を、もっと世界の人に直に知ってもらってもいいと思います。(余計なことですが、同様の発想で、このブログの英語版も細々と始めています。)

まあ、せめて夢ぐらいは大きくないとね。実現するとは限らないけれど、まずは夢がなかったら、まったく始まりませんものね。
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  by kasninoyh | 2005-01-27 21:58 | ブルーグラス演奏

これからやってみたい曲 (その1)

これから自分でやってみたい曲について、少し考えてみました。c0032583_0204878.jpg


まずは、趣味で楽しみながらやる音楽ですから、ジャムでやるようなベーシックな曲は、一通りマスターしたいと思っています。思っていますが、なかなか進みません。

特に、歌詞カードを見ないで歌える歌は、10曲もないので、これを増やさないといけないですね。プロの歌手は、いったりどうやって歌を覚えるんでしょうね。

今、自分の課題としているのは、Monroe Brothersのような、割と初期のデュエットグループのトラディッショナルな曲を、ギター、マンドリン、ベースのようなシンプルな構成で、じっくりとやってみることです。

Bill Monroeがやっているモーダルな曲をやりたいな、と思っていますが、これは、なかなか難しいです。モーダルな曲は、単調になりがちだし、聞かせられるレベルにするには、相当の歌唱力が必要です。
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  by kasninoyh | 2005-01-27 20:31 | ブルーグラス演奏

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