<   2005年 03月 ( 27 )   > この月の画像一覧

 

ニューヨークで経験したピッキングパーティー

c0032583_2335710.jpg米国に滞在中、ブルーグラスのオープンジャムは楽しい経験でしたが、気の合った同士が集まってジャムをするプライベート・ピッキング・パーティーも、又、非常に楽しいものでした。

オープンジャムは、誰でも参加できるのですが、どのような人が来るかは分かりませんし、レベルもばらばらで、やる曲もごく一般的なものになりがちです。一方、プライベートのピッキングパーティーでは、誰かの自宅等に、気の合った人たちが少数集まって演奏しますので、ずっとアットホームで、お互いに演奏レベルも分かっていますので、より自由な演奏ができます。

私も、毎週水曜日のジャムで知り合った、気の合う人達の開くプライベート・ピッキング・パーティーによく行きました。ジャムも長くやっていると、だいたい気の合う連中がわかります。私は日本人というちょっと毛色がかわった存在でしたが、ブルーグラスをやる限りにおいては、仲間に入れてもらっていました。

割と頻繁に集まっていたのが、ビレッジにアパートを持っている若いカップルのフラットでやるパーティーで、ここには、例のオープンジャムで知り合った、比較的若手のプレーヤーが集まりました。以前に、このブログで名前を紹介した人たちが、主な参加者です。

皆、きちがいのようにブルーグラスが好きな面々ですので、午後遅くから始めて、夜遅くまで、休みなく演奏したものです。よく飽きないなぁ、と我ながら感心するくらいでした。

この他にも、私の自宅のあったニュージャージー州のフォークソングの集まりがあり、このグループが、定期的に開催するピッキングパーティーもなかなか楽しかったです。こちらの方は、参加者は、ずっと年齢が高く、60年代のフォークブームの時に学生だった世代が中心です。なかなかのプレーヤーが多く、いろいろな曲をやるので、非常に楽しかったです。

こういうパーティーでの楽しさは、参加者の演奏レベルがある程度以上なので、ブレークのところでいろいろなインプロビゼーション(即興演奏)を楽しめるということです。と言うと大げさなのですが、要するに、自分の気に入ったフレーズを試すことが出来ます。これが、スポーツのようなスリリングさを持っていて、醍醐味の1つでした。
[PR]

  by kasninoyh | 2005-03-31 13:31 | 米国・NYのブルーグラス

ブルーグラスの歌の重要性について(当たり前のことだけど)

c0032583_2357660.jpgこれまで、ブルーグラスの魅力をいろいろな側面から見てきましたが、私達が学生の頃、特に、ブルーグラスに惹かれた一番の理由は、やはり、その楽器演奏の素晴らしさではなかったか、と思います。バンジョーやマンドリンの素早い演奏、メロディーラインの追い方、高度な演奏のテクニック等、是非とも自分でやってみたい、という気持ちが強かったと思います。

一方で、歌については、若干、軽視気味で、適当にやっていたし、歌詞も全部覚えようという努力が今一つだったように思います。

今でも、自分の中で、この傾向は続いているような気がします。

でも、ブルーグラスでも、歌はとても重要なんだ、という当たり前のことを、今更ながら、ひしひしと感じているところです。歌詞の内容も、曲の大きな魅力の一つであり、これも蔑ろにできません。

歌の魅力の1つに、ハーモニーの美しさがあります。この美しさを引き出すためには、相当な鍛錬が必要のようです。ハーモニーの良さというのは、必ずしも、各人の歌がうまい、ということではありません。複数の人間が集まって重唱した時に、声がうまく溶け合うか、ということです。

米国の南部の人たちのように、小さいときから教会で重唱をやっていたりすると、この辺は体に染み込んでいるのかもしれません。以前、成城学園の小中学校では、毎朝、重唱の練習があって、そのような経験を経ていくと、リードの上を付けたり下を付けたりすることが自然にできるようになる、という話を聞いたことがあります。そういう鍛錬を受けていないとすれば、重唱の練習は、もっともっと丹念にしなければならないのでしょう。

歌の発声法もとても重要ですが、意識して練習することは少ないのかと思います。

ブルーグラスを英語で歌うとなれば、英語の発声も課題となってきます。

まぁ、でもあまり固く考えずに、集まって重唱を練習して、楽しみながら皆でうまくなって行ければいいんでしょう。その観点からも、ジャムで皆で歌うというのも、貴重な機会なのかもしれません。
[PR]

  by kasninoyh | 2005-03-29 22:13 | 身勝手ブルーグラス論

NY唯一の日本人によるブルーグラスバンド(その7):結婚式での演奏

c0032583_032286.jpgニューヨークでやっていた日本人によるブルーグラスグループ Orient Express では、いろいろなところで演奏させてもらいましたが、特に毛色の変わったところでは、結婚式のパーティーでの演奏ということがありました。

これは、バンドメンバーの知り合いの人の妹さんが結婚される、ということで、呼ばれたのですが、ブルーグラスの曲には、失恋の歌、人殺しの歌(マーダーソング)、放浪の歌等が多く、結婚式にあった歌はあまりありません。せいぜい、セイクレッドやインストができるくらいなので、それでいいのか、と念を押したのですが、歌の内容は何でもいい、ということだったので、それでは、ということで受けた次第です。

その結婚式は、2002年6月に花婿の自宅で執り行われました。ニューヨーク郊外の Croton On Hudson というところで、森の中の別荘といった感じの邸宅があり、広い庭に張ったテントがパーティー会場となっていました。

まずは、結婚式が家の裏庭で、親族の前で宣誓する形で執り行われました。その式場に向かって新郎新婦が歩いていく間 (procession)、我々は、依頼されたアイリッシュの曲と Ashokan Farewell を演奏しました。Ashokan Farewell は、こういうシチュエーションによく合いますね。

式の後は、庭に張られたテントでパーティーが行われ、我々は、Angel Band、Beautiful Life、Tall Pines、Rocky Top 等など、差し支えなさそうな曲目を選んで、20分ぐらいの演奏をしました。

一通りのパーティーが終わったところで、テントの外での演奏が続きましたが、ここでは、差し支えない曲も種切れとなり、Bury Me Beneath Weeping Willow 等も歌いました。さすがに、「彼女が浮気して戻ってこない」という3番の歌詞は、適当ではないと思い、歌うのをひかえたりしました。

結構、参加された皆さん全員に楽しんでもらえたようで、我々もとても楽しいひと時が過ごせました。こういう楽しいパーティーに呼ばれて、演奏して喜ばれる、というのは本当にバンド冥利に尽きるというところです。
[PR]

  by kasninoyh | 2005-03-28 23:18 | Orient Express

いつまでたってもうまくできない Brilliancy

c0032583_12393257.jpg
今日録音してみたのは、私がずっと練習していて、いまだにできない永遠の課題曲である Brilliancy です。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★Brilliancy の自主録音
(お時間あれば、下記をクリックしてみてください。音がでるまで少々時間がかかるかもしれません。)

Brilliancy played by NINO

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この曲は、サム・ブッシュのCD、"Glamour & Grits" に収められています。1996年のCDで、この中にサムの無伴奏の独奏として録音されています。たぶん、このCDが出てすぐ買ってコピーを始めたと思うので、それから数えて早9年近くがたっていますが、いまだにつっかえつっかえですね。

ニューヨークに居たときに行っていた毎週水曜日のジャムで、アンカーの Tom Hanway 氏がこの曲が好きなので、彼のバンジョーと良く一緒に演奏したのですが、なかなかうまくいきませんでした。

でも、徐々に改善はしてきています。、とにかく通して録音ができるようになったんだから!まぁ、気長にこれからも練習をしていこうと思っています。

この曲は、フィンガリングの練習にもなります。Bパートの上から降りてくる音のところのフィンガリングをいろいろ工夫しているのですが、なかなかいいポジションがつかめません。それとAパートのスタートの辺りが結構難しい。

自分の演奏の録音をすると、悪いところがすごくよくわかるのですが、まず、1つ1つのピッキングの音がはっきり明瞭に出ないといけないですね。毎日、音階練習に励もう!
[PR]

  by kasninoyh | 2005-03-27 12:34 | 名曲のさわり録音

ブルーグラスの発声法(2):ボイストレーニングの実際

c0032583_2051346.jpg「ブルーグラスも歌だ」、ということで、かねてから行ってみたかったボイストレーニングに通っています。といっても、ここのところ2ヶ月は、仕事の関係もあり、お休みしていますが。

発声法もいろいろあるようですが、やっぱり、先生についてみないとわからないと思い、渋谷に開設したばかりで入会金無料という教室に通ってみました。「驚くほどうまくなる」という宣伝文句だったのですが、結果としては、月2回、半年ぐらい通って、今のところ、驚く程の効果は見えていません。

この教室では、最初に複式呼吸の練習をし、次に、喉だけを使うのではなく、自然に体全体で声を出すような練習を毎回やりました。腹式呼吸をしつつ腰を上げ気味にして発声するのですが、なかなか難しく、結構な運動量になります。1時間のレッスンですが、相当疲れます。

やはり、高い音程がなかなか出ず、私の場合は、A#位がいいところで、調子がいいときにBぐらいまで行く、という感じで、この辺は以前とあまり変わっていません。

ただ、口の開き方、発音の仕方は、第三者に聴いてもらうと、自分の欠点が良くわかります。これは大変役に立ちました。私の場合は、どうしても、声が内側にこもってしまう傾向にあり、もっと外側に声を出していくような訓練をしていかなければならない、ということが良くわかりました。

また、高音のところで声が裏返ることがありますが、これも腹式呼吸と腰の上げ方がうまくいくと抑えることができるようです。

声のボリュームを上げるためには、喉だけを使うのではなく、胸、首、口の全てを1つの筒のようなイメージにコントロールして声を出していくと良いようですが、ここもまだマスターできていません。どうしても、内にこもってしまい、喉に負担をかける発声法になりがちです。

この教室では、口を立てに大きく開けて声を外に出すように教えられましたが、先日受けた今富さんのボーカルワークショップでは、口を横に開いて発声するのが良い、と教わりませした。う~ん、何が正しいのか...

発声法にもいろいろな方法があるのでしょうが、結局のところ、自分で試して工夫して、自分に合ったやり方を見つけていくしかないんでしょうね。
[PR]

  by kasninoyh | 2005-03-26 13:39 | ブルーグラス演奏

超絶技巧の配達人マンドリニスト:Johnny Staats

c0032583_22225739.jpg素晴らしいテクニックを持つマンドリニストは、数多く居ますが、ここにご紹介する Johnney Staats は、その中でも、「超」の付くマンドリニストではないかと思います。

日本での知名度は低いのかもしれませんが、米国では、クーリエサービスの UPS の配達人を主な職業としつつ、演奏活動をしていることで有名です。

そのデビューアルバム、Wires & Wood は、とても素晴らしいアルバムだと思います。一緒に演奏しているジム・ハーストやサム・ブッシュももちろん素晴らしいです。

彼の演奏は、テクニック的にも高い水準ですが、そればかりでなく、音楽的にもユニークな美しい曲を自作しています。クリス・シーリーもマンドリンの技量では、当代随一なのでしょうが、クリスとは又違ったマンドリンを聴かせてくれます。Johnny は、クラシック等を含めてとても広い範囲の音楽を聴いている、と語っていますが、そのような広いベースが彼の音楽の中にあるのかもしれません。

c0032583_22291043.jpg1度、彼が、ギタリストの Robert Shafer と一緒にニューヨークに来て演奏したライブを見に行ったことがありますが、そのマンドリンの音の正確さと速さは、本当に驚かされました。(左の写真は、その時に、Johnny と Robert の二人にサインしてもらったCDです。)

フルタイムの演奏家としては生活できない、ということで、別の生業を持ちながら、これだけの演奏をする力を維持しているわけですから、大変なものです。こういう人も居るんですよね。

ご参考までに、Johnny Staats のウェブサイトは、こちらです。(このウエブサイトを開くと、バックグラウンドで彼の録音が流れてきます。)
[PR]

  by kasninoyh | 2005-03-25 22:05 | ブルーグラスプレーヤー

ブルーグラスへの道:2度目の渡米とOrient Express

c0032583_23572788.jpg最初の渡米から帰国して、約2年間、日本で過ごしましたが、また縁あって、米国ニューヨークへ2度目の赴任をすることになりました。

この2度目の赴任中に、このブログでも触れている Orient Express という日本人によるブルーグラスグループに参加させてもらい、演奏活動も広がりました。このような形で、ブルーグラス愛好の方々と知り合いになることができたことは、大変ありがたいことでした。

Orient Express の活動は、また、お話しするとして、結局、私の場合は、この2度目のニューヨーク赴任時に、ブルーグラスを再開した、というより本格的に始めたと言ってもいい状況で、40の手習いといったところです。お陰で、仕事上だけでは得られない、米国人の友人やいろいろな経験をすることができました。

音楽の偉大さは、言葉が分からなくても人と通じ会える、ということです。ブルーグラスは、米国の中でもかなり特殊な音楽の部類ですが、好きな人間同士は、国籍は関係なく話が合います。

音楽をやることだけをとれば、なんの損得も貸し借りもありませんので、純粋な関係です。特に、ジャムやプライベートパーティーでの演奏は、しがらみがありませんので、そこでの人間関係は、関係が薄いとも言えますが、純粋に音楽をやりたい人が、そのためだけに集まって知り合っている、という風にも言えます。

とにかく、2度目の米国赴任は、私にとっては、ブルーグラスの本格スタートとなりました。
[PR]

  by kasninoyh | 2005-03-24 16:31 | ブルーグラス遍歴

とっても元気なカントリーガール:Valerie Smith

c0032583_23551934.jpgなんか、すぐその辺に居そうな普通のお姉さん、カントリーガールという感じの歌手が Valerie Smith です。

でも、彼女のステージはとてもエネルギッシュで、楽しい雰囲気にあふれています。バンドメンバーの交通事故にあったり、バンドメンバーが大きく入れ替わったり、結構、ごたごたしていたみたいですが、最近は落ち着いているんでしょうか。

彼女は、ビレッジで開かれる室内ブルーグラスフェス: Big Apple Bluegrass and Folk Festival に定期的に出演していました。このフェスは、私の行きつけであった水曜日夜のオープンジャムのアンカーの Tom Hanway 氏が中心となって組織され、アイリッシュバー、Baggot Inn で開催されていた小規模のフェスです。

上の写真は、1999年の Big Apple Bluegrass Fes で初めて Valerie Smith & Liberty Pike を見た時のものです。

c0032583_03326100.jpgValerie の歌は、小柄な体に似ず、パワフルでした。この時のバックの Liberty Pike の面々がすごかったです。

今は Ricky Skaggs の Kentucky Thunder で活躍している Andy Leftwich がマンドリンとフィドルを担当していて、これがすごかった。「手のつけられないやんちゃぼうず」という感じで、ブレイクも相当なテクニックを披露していました。まだ、高校生だったのではないかと思います。

ギターも Travis Alltop という、これまたとても若いギタリストで、フラットピッキングがすばらしかった。

その後、いろいろごたごたがあったようですが、現在の Liberty Pike も若手のすばらしいプレーヤーを揃えています。

最近もソロCDを出した Becky Buller は、以前からのバンドメンバーでフィドルの担当。ブルーグラスのコースがある East Tennessee State University の卒業生です。ビル・モンローの Old Dangerfield の演奏がとてもよかったです。

John Wesley Lee のマンドリンもすばらしいです。数々のマンドリンコンテストで優勝している若手です。

彼女のウエブサイトでスケジュールをチェックすると、ずっと全米をツアーして回っているのがわかります。大型バスでバンドごと旅をしているわけですが、好きでやっている歌手生活とはいえ、この生活は大変ですね。

Valerie はとても明るいステージをする、と申し上げましたが、その一面で、なんとなく哀愁を内に秘めているようなところがあって、そこがひどく親近感をさそう歌手です。

Valerie Smith のウエブサイトをご覧になる方は、ここちらをクリックしてみてください。
[PR]

  by kasninoyh | 2005-03-23 23:44 | ブルーグラスプレーヤー

ビル・モンローのインスト(5):Wheel Hoss

c0032583_1645852.jpg今日は、ビル・モンローのツインフィドルの名曲、Wheel Hoss を取り上げてみました。

Wheel Hoss というのは、何頭立てかの馬車の馬のうち、一番、馬車の車輪に近い、一番核になる馬のことだそうです。"Hoss" とは、単に、 "Horse"の方言の1つのようですが、力強いことの象徴として使われており、筋肉もりもりのマッチョマンや大きなブルドーザー、大型オートバイなどの呼び名にもなっているようです。

ビルは、この曲について、「この曲はGで始まるが、すぐDとCに行く代わりに、すぐFへ行くので、フィドラーにとっては、ちょっと新しい展開だと思う。私は、マンドリンでこの曲を弾いて見せて、どのように弾くべきかをフィドラーに聞かせたんだ。」と語っています。(The Music Of Bill Monroe, from 1936 to 1994 (4枚組みCD)の解説書より。)

以下に、自主録音をアップしておきました。この曲は、本来、ツインフィドルの曲なので、フィドル・パートはツインで弾くべきなのですが、上のパートが良くわかっていないので、今回はシングル・フィドルになっています。また、パートが分かったところで、改良バージョンをアップしたいと思います。

尚、ビル・モンローの弾くマンドリンのBパートは、またまた拍数が少なく、フィドルのパートと長さが違いますが、ここでは、フィドルパートの長さに合わせてあります。ジャムでこの曲を弾くときは、このタイミングでやるのが通例でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★Wheel Hoss の録音
(下線をクリックしてみてください。音が出るのに時間がかかるかもしれません。)

Wheel Hoss played by NINO

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[PR]

  by kasninoyh | 2005-03-22 22:55 | 名曲のさわり録音

オールドタイミー音楽とブルーグラス (2)

c0032583_2335924.jpgニューヨーク地区のオールドタイミーのジャムを見る限り、使われる楽器も、ブルーグラスで使われるものと少し違っているところがあります。

特に、オールドタイミーで使うバンジョーは、とてもバラエティーに富んでいます。

だいたい、オープンバックのものが多いのですが、リムのところが木製だったり、フレットがないフレットレスのものがあったり、スキンもいろいろあるようですし、調弦も多様なようで、楽器によって音のイメージがすごく違います。

バンジョーの奏法は、フレーリング(クロウハンマー)ですが、これもいろいろテクニックがあるようで、極めると自由自在の演奏ができるようです。ブルーグラスでは、アール・スクラッグスによる3フィンガー奏法が絶対の地位を占めていますが、フレーリングでも、それに匹敵するような素早く、鋭い演奏ができるのでびっくりしたことがあります。

フィドルも、弓の持ち方は、竿をかなり上のところを持って弾く人もいますし、人によっては、肩で本体を挟まずに、腕の上において弾いたりします。(フィドルにも、ニューイングランドスタイルというのがあります。何がニューイングランドスタイルなのかは、よく分かりませんが。)

マンドリンは、どちらかというと、Fタイプより、Aタイプを使っている人が多いような印象を受けました。

ギターも、ドレッドノートもありますが、フォーク系のギターも多くみかけました。

演奏している曲は、いろいろですが、ニューヨークということもあり、私が触れたのは、米国のアパラチア地域発のものが多かったのでしょうが、ボストン等のニューイングランド地方に残っている音楽もあったようです。

この辺のことはよくわからないのですが、ニューヨークの北に位置するニューングランド地方には、古い植民地時代からの民謡が残っていて、これはこれで、独自の世界のようです。

私は、一回、ボストン郊外で開催される Banjo North という、バンジョだけのキャンプに参加したことがあるのですが、そこでは、ニューイングランド地方に残る、独特の民謡、フォークソングが盛んに演奏されていました。(このことについては、又、別の機会にお話したいと思います。)

曲調も、コード変化がない1コードの曲や、「モーダル」と呼ばれるもの等が、多く演奏されていました。

おそらく、オールドタイミーとブルーグラスは、近親相姦のようなところがあるんでしょうね。とても興味のあるところです。
[PR]

  by kasninoyh | 2005-03-21 23:45 | 身勝手ブルーグラス論

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE