今日の注目のバンドは、女性ばかりのオールドタイミーのバンド
Uncle Earl です。
ブルーグラスとオールドタイミーは、とても近いのですが、随分と違う音楽でもあります。
オールドタイミーの方が、よりカジュアルで、ダンスとかには合っているのかもしれません。思わず体を動かしたくなるリズムを持っているような気がします。
フィドルもあまり難しいテクニックを駆使するというより、リズムに乗せて楽しく弾くというような感じがします。
でも、決してオールドタイミーのフィドルが簡単というわけではありません。なかなかあの味は出せません。
ところで、この Uncle Earl というバンドは、2000年に結成されたそうですが、結成後メンバーも随分と入れ替わって、現在は、以下のような構成のようです。
KC Groves - Mandolin
Abigail Washburn - Banjo
Rayna Gellert - Fiddle
Kristin Anderssen - Guitar
バンドの創設メンバーは、
KC Groves だそうです。
Abigail Washburn は、クローハンマーのバンジョーでソロでも活動しています。The Sparrow Qualtet というバンドでクラシック的な音楽もやっています。この人のボーカルもいいですね。この人は Bela Fleck の彼女だ、という話も聞きましたが本当ででしょうか。
Rayna Gellert のフィドルも、このバンドのサウンドの核になっています。こういうオールドタイミーのフィドルもいいですね。
女性ばかり4人(+ベース。ベースプレーヤーは固定していないような感じです。)のグループなのに Uncle Earl というのは変な感じの名前ですが、それがまたキャッチーなのかもしれません。
手元には、このバンドのアルバムが2つあります。
1つは、2005年発売の
"She Waits for Night" です。
1. Walkin' in My Sleep
軽快なダンス風の曲で始まります。
2. There Is a Time
ちょっと ancient な雰囲気の曲です。
3. Sugar Babe
4. Warfare
Abigail のメランコリーでパワフルなボーカルが聞けます。
5. Pale Moon
6. Booth Shot Lincoln
7. Willie Taylor
8. Sullivan's Hollow
こういうシンプルなフィドル曲もいいです。
9. How Long
10. Old Bunch of Keys
Clogging ダンスの軽快なリズムに乗せたフィドル曲です。こういうのをやってみたいですが、Clogging ができない...
11. Sleepy Desert
12. Divine
13. Ida Red
14. Take These Chains
私は、オールドタイミーの曲のことは良く知らないので、どういう謂れの曲なのかは良く分らないのですが、とにかくゆったり目で楽しいリズムのフィドルに乗せて爽やかなハーモニーを聞かせてくれるので、最近、聞き込んでいるバンドです。
歳を取ってくると、ゆったりとしたカントリーとかオールドタイミーに惹かれていくんでしょうか...