ビル・モンローの名盤"Master Of Bluegrass"を見つけた!(その3)
今日は、ビル・モンローのインストの名盤 "Master of Bluegrass" に収められている曲にまつわるお話です。
◆まずは、Lady of the Blue Ridege です。
ビル達がバージニアを旅していた時、 Our Lady of the Blue Ridge というカソリック教会の前を通ったのだそうです。
この時、ビルが「Lady of teh Blue Ridge はフィドルチューンにぴったりの名前だね」とケニー・ベーカーに話しかけ、それがそのままこの曲になったとのだそうです。
◆Old Ebeneezer Scrooge は、クリスマスキャロルに出てくるあのスクルージのことです。
あるクリスマスの時期に、ビルはジュリア・レベラと一緒にチャールズ・ディッケンスのこの名作の映画(1951年)を見ていたのだそうですが、ビルは、子供の時に捨てられ、孤独で気難しくなった、白髪の老人スクージに自分と同じものを感じたようです。
これに感動して、書いたのがこの曲です。3部構成となっているのは、クリスマスキャロルの中の過去の精霊、現在の精霊、未来の精霊を象徴してるのだそうです。
◆このLPの一番最後に収録されている My Last Days on Earth については、以前、このブログでも触れたことがあるのですが、正に、ビルが自分の最後の日も近いことを感じて作った曲だそうです。
曲の最初と最後に水鳥の鳴き声と波音が入っています。さらに、ストリングスと合唱のバックが附いています!
ビルの録音にこのような効果音とかストリングスや合唱が入っているというのは、恐らくこの曲だけなんではないでしょうか。
この Master Of Bluegrass に収められている10曲は全部マスターして、是非、Master of Bluegrass になりたいと思っているのですが、まだたったの3曲しかコピーできていません。
テクニック的にはそんなに難しい曲ではないのですが、タイミングとか拍数とかが結構微妙な曲が多いです。
当分、Master of Bluegrass にはなれそうもありません。(当たり前だ...)
by kasninoyh | 2009-01-13 23:59 | ビル・モンロー探求