とっても元気なカントリーガール:Valerie Smith
でも、彼女のステージはとてもエネルギッシュで、楽しい雰囲気にあふれています。バンドメンバーの交通事故にあったり、バンドメンバーが大きく入れ替わったり、結構、ごたごたしていたみたいですが、最近は落ち着いているんでしょうか。
彼女は、ビレッジで開かれる室内ブルーグラスフェス: Big Apple Bluegrass and Folk Festival に定期的に出演していました。このフェスは、私の行きつけであった水曜日夜のオープンジャムのアンカーの Tom Hanway 氏が中心となって組織され、アイリッシュバー、Baggot Inn で開催されていた小規模のフェスです。
上の写真は、1999年の Big Apple Bluegrass Fes で初めて Valerie Smith & Liberty Pike を見た時のものです。
Valerie の歌は、小柄な体に似ず、パワフルでした。この時のバックの Liberty Pike の面々がすごかったです。
今は Ricky Skaggs の Kentucky Thunder で活躍している Andy Leftwich がマンドリンとフィドルを担当していて、これがすごかった。「手のつけられないやんちゃぼうず」という感じで、ブレイクも相当なテクニックを披露していました。まだ、高校生だったのではないかと思います。
ギターも Travis Alltop という、これまたとても若いギタリストで、フラットピッキングがすばらしかった。
その後、いろいろごたごたがあったようですが、現在の Liberty Pike も若手のすばらしいプレーヤーを揃えています。
最近もソロCDを出した Becky Buller は、以前からのバンドメンバーでフィドルの担当。ブルーグラスのコースがある East Tennessee State University の卒業生です。ビル・モンローの Old Dangerfield の演奏がとてもよかったです。
John Wesley Lee のマンドリンもすばらしいです。数々のマンドリンコンテストで優勝している若手です。
彼女のウエブサイトでスケジュールをチェックすると、ずっと全米をツアーして回っているのがわかります。大型バスでバンドごと旅をしているわけですが、好きでやっている歌手生活とはいえ、この生活は大変ですね。
Valerie はとても明るいステージをする、と申し上げましたが、その一面で、なんとなく哀愁を内に秘めているようなところがあって、そこがひどく親近感をさそう歌手です。
Valerie Smith のウエブサイトをご覧になる方は、ここちらをクリックしてみてください。
by kasninoyh | 2005-03-23 23:44 | ブルーグラスプレーヤー