アラスカの新進バンド:Bearfoot
今日の注目のバンドは、アラスカ出身新進バンド、 Bearfoot です。
最近は、以前ご紹介した Uncle Earl のように、女性のバンドもたくさん活躍しているようですが、このバンドも、女性3人を中心に男性2人を加えた5人編成です。
楽器の編成が変わっていて、女性2人がフィドルで、女性のベースに男性2人はギターとマンドリンという構成。バンジョーは入っていません。
音楽の傾向は、オールドタイミーをベースにしているようですが、最近はいろいろな広がりを見せています。
ボーカルの中心は、金髪の Odessa Jorgensen です。この人は、パワフルなブルーグラス的な声ではなく、やさしいフォーキーな歌声です。オールドタイミー的なフィドルも弾きます。
もう一人のフィドラーの Angela Oudean 。この人は、ブルーグラス・フィドラーという感じで、パワフルなフィドルを聞かせてくれます。
ベースの Kate Hamre もチャーミングな人で、リードボーカルも取ります。
ギターは、Mike Mickelson、マンドリンは、Jason Norris です。この2人は、完全にブルーグラスをベースにしています。
ボーカルは女性3人のハーモニーが中心で、男性陣2人は、インスト面でバックアップしているという感じでしょうか。
このバンド全体のサウンドがとても爽やかな感じで良いです。所謂、ハードラインのブルーグラスを期待するとちょっと違いますが、現在のはやりを象徴しているサウンドなんでしょうか。
手元には、一番新しいCD、"Doors and Windows" があります。
このアルバムは、彼らも言っているように、ブルーグラス/オールドタイミーから広がってアコースティック・ミュージックという感じに仕上がっています。
バンジョーに Alison Brown、フィドルに Andrea Zonn (James Taylor And Band)、ドブロに
Andy Hall (The Infamous Stringdusters) を迎えて、更に、ドラムを加える等、サウンド的にも新しい要素をたくさん加えています。
Bearfoot のウェブサイトは、以下の通りです。このウェブサイトでは、新しいアルバムの曲を聞くことができます。
www.bearfootband.com
本当に新しいバンドがたくさん出てきていますが、この Bearfoot も、今後も注目していきたいバンドの1つです。
by kasninoyh | 2010-01-09 23:05 | ブルーグラスプレーヤー