バンジョーのキャンプ:Banjo Camp North in 2003 (その2)
今日は、先月の初めの方に少し書き始めたアメリカのボストン郊外で開かれた Banjo Camp North in 2003 の思い出の続きです。
もう2年以上前のことなのですが、このバンジョーのキャンプはとても印象深いものでした。
上の写真に見られるように、蒼々たるメンバーが教授陣です。ただ、私にわかるのは、ブルーグラス・バンジョーの先生方だけです。
でも、これだけ見ても、すごい教授陣ですよね。
例えば、Peter Wernick, Tony Trischka, Bill Keith, Bill Evans 等です。その他の先生方は、オールドタイミーの方のバンジョー弾きです。きっとその分野ではすごい方々なんだと思いますが、私には良く分りません。
会場は、ボストン郊外のグロトンという町にあるコンベンションセンターのようなところでした。設備も整っていて、なかなか快適でした。
授業は、1時間15分刻みで、これだけのたくさんの先生があちこちの会場でクラスを開きます。生徒達は、自分の興味のあるクラスへ適当に分散します。何のコントロールもないので、人気があって一杯になるところもあれば、閑散としたクラスもあります。
総じて、生徒のレベルは高くはなく、初めての人も多かったように思います。参加者は、ざっと150人程度で、すごい数です。
私は、Pete Wernick のジャム教室や Bill Evance のコードの押さえ方のクラスなどを取ってみました。
Pete のジャムのクラスは定評がありますが、とても分りやすく、楽しい授業でした。奥さんの Joan も一緒にやってくれました。
Bill Evance には、2000年の NashCamp でも少し教わっていたのですが、めずらしい日本人ということもあって Bill も少しは覚えていてくれたようです。スクラッグスのピッキングの基礎を少し教えてもらいました。でも1時間くらいでは、あっという間に過ぎてしまいますし、生徒が多いと一人当たりの時間はとても少なくなるので、収穫を得るのはなかなか厳しいです。
やはり、一番楽しかったのは、土曜日の夜に、大きな会場に集まってやったジャムでした。私はバンジョーももって行きましたが、結局、ジャムではマンドリンを弾いていました。バンジョーばかりのジャムでは面白くないですからね。でも、せっかくバンジョーを習いに行ったのにもったいない感じもしました。
このジャムでは、ビル・キースが皆と一緒に遅くまで付き合ってくれて、とてもエキサイティングでした。ビル・キースとジャムるなんてことは、そうそうできることではないでしょう。ビルは、ちょっとシャイな感じがある気さくなおじいさん、という感じでした。
また、機会があったら、是非、このキャンプも行ってみたいですが、いつになることか...
by kasninoyh | 2006-01-05 23:34 | 米国・NYのブルーグラス