The Stanley Brothers (4):略歴その2
今日も The Stanley Brothers の略歴の続きです。
The Stanleys は、1948年にコロンビアレコードと契約し22曲を録音しました。
1951年の短い期間、The Stanleys は分裂し、Carter は、ビル・モンローのブルーグラスボーイズに参加したりした時期もありました。でも、この年の年末までには、また元に戻って兄弟でバンドを始めています。
1953年にはマーキュリーレコードと契約し、50年代は、演奏の幅も広げていきました。
しかし、60年代に入ると経済的に苦しくなっていき、1966年12月には Carter が41歳という若さで亡くなってしまいます。
その後は、長い低迷期があるわけですが、Ralph はずっと演奏を続け、ここ数年のブルーグラスリバイバルで、今では国民的芸術家、といってもいい評価を受けるようになっています。
ブルーグラスのミュージシャンは、みんな経済的には苦労しています。Stanleys も例外ではないのですが、とにかく好きなことだから続けられたというところなのでしょうか。
ビル・モンローも70年代のフォークリバイバルで再評価されて国民的な存在になりましたが、これがなければうずもれていたかもしれません。
Ralph もさらに長生きして、あの味のある歌をずっと聞かせて欲しいものです。
by kasninoyh | 2006-02-12 23:55 | ブルーグラスプレーヤー