ビル・モンローの曲:Rocky Road Blues(その1)

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このブログでは、ブルーグラスについて種種雑多のことを書き連ねていますが、ブルーグラスのプレヤーについては、特に、現在活躍している現役のミュージシャンを中心に、それもできるだけ若い世代に焦点を当てているつもりです。

しかし、もちろん、ブルーグラス第1世代の人達について触れないということではなく、特に、ビル・モンローについては、ブルーグラスの創始者ということもあり、特に興味を持ってフォーカスしています。

ということで、これまでも、ビル・モンローの曲については、少しづつ書いてきたのですが、これから、ビル・モンローの主要な曲を1つ1つ取り上げながら、その背景や特徴、まつわるお話などを書いていきたいと思います。

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とりあえず、今日は、ブルーグラス・ボーイズの最初のコロンビアでのレコーディング・セッションで、最初に録音された曲-Rocky Road Blues についてです。

このコロンビア・レーベルでの最初のセッションは、1945年2月に行われています。そこで一番最初に録音された Rocky Road Blues は、「他の男に俺の女を取られた。神様、俺の女を返してくれ」といった、たわいのないと言えばたわいのない失恋の歌です。

この歌は、ビルの自作とされていますが、これは、ビルの恋人だった Bessie Lee Mauldin が、ビルの許を離れて、恋敵となる Nelson Campbell Gann と結婚した、という事実がきっかけとなって作られたそうです。

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ビルの一生の中で、この Bessie の存在はとても大きく、その関係は、ついたり離れたりしながら、ずっと後まで続きます。実際、彼女は、ブルーグラス・ボーイズのベーシストでもありました。

ビルには、Carolyne Minnie Monroe という奥さんが居たのですが、人気のあるミュージシャンの常なのでしょうか、女性関係はいろいろあったようです。その中でも、 Bessie は、特にビルが強く思いを寄せた女性です。この人との関係で、いろいろトラブルが起こるのですが、そのたびごとに名曲が生まれています。

Rocky Road Blues も、その Bessie Songs の1つです。しかし、考えてみると、Bessie がビルの許を去ったというのもうなずけないことではなく、いつまでたっても、奥さんのいるビルと結婚できるわけでもないわけで、適度なところで落ち着きたい、と考えたとしても当然のことかもしれません。

とにかく、いつでも、恋愛、失恋は、芸術作品の元なんですね。

(つづく)
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  by kasninoyh | 2006-08-15 23:41 | ビル・モンロー探求

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