このマンドリンを売ってくれた方がなくなりました...
この写真は、私の愛用のギブソンマンドリンです。
F5Lで1984年製と聞いています。
カラマズーで作られています。
そんなに古い楽器ではなく、また、ギブソンとしても良い楽器を作っていたという時期ではないそうですが、私にとっては一番の楽器です。
結構、ボリュームが出ます。
ところで、この楽器は、アメリカに居るときに、ジャム仲間のアメリカ人から特価で譲ってもらったものです。
その人は、自分のビジネスを持っている事業家で、マンドリンを30本ぐらい持っていたようです。この楽器は、比較的ミントな状態で譲ってもらいました。当時でも、市価の半分近くだったと思います。
そのマンドリンを譲ってくれた方が、先月なくまりました。
びっくりです。
私と同い年ぐらいでしょうか。ピンピンしてエネルギッシュにピッキングをしていたのに!
ブルーグラスばかりでなく、ケルティックやオールドタイミーも演奏する人でした。どちらかというとアイリッシュが主体だったのかもしれません。
ニューヨークの対岸のナイアックという古い町にあるアイリッシュバーで毎週月曜日の夜、ジャムを主催している人でした。
ものすごくエネルギッシュに、何時間でもセッションをする、という感じの人でした。私があまり知らない、ケルティックやオールドタイミーのジャムの仕方やエチケットについても、いろいろと教えてくれた人です。
ちなみに、ブルーグラスのジャムと、オールドタイミーのジャムでは、随分とルールも違います。もちろん、曲も違います。
ブルーグラスは強い音楽なので、同じような曲をやっていても、繊細なオールドタイミーの人達を排除してしまうようなところがあります。気をつけないといけないんですね。この2つは、非常に似ていますが、全く違う音楽です。
どういう状況でなくなったのか、全く分りませんが、驚きました。
でも、とにかく、譲っていただいたマンドリンは、大切に使っていきたいと思っています。
今日は、ちょっとシュンとなる話題で失礼しました...
by kasninoyh | 2007-10-16 01:15 | 米国・NYのブルーグラス