John Henry:本当にあった人間と機械の競争の話?

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今日は、ブルーグラスで良く歌われる John Henry のお話です。

John Henry は、ジャムソングとしても良く演奏されるポピュラーの歌です。この歌も、実際に起こったことを伝承するフォークソングだそうです。

でも、John Henry が本当に実在したのか、どこの人なのかについては、諸説あるようです。ウエブを見るとたくさんの情報があります。

一番典型的なお話では、John Henry は、南北戦争後にウエスト・バージニア州のチェザピーク・アンド・オハイオ鉄道ビック・ベント・マウンテンの難所に作ろうとしてたトンネル工事に雇われていた黒人であったというものです。

当時のトンネル工事は、黒人らの労働者が鉄のドリルをハンマーで打ち込んで穴を開け、ダイナマイトで爆破していくという工法でした。

ドリルをハンマーで打ち込むのは非常な重労働だったようで、賃金も良かったのでしょうが、時間もかかるため、鉄道会社にとっては、非常なコスト高になっていました。

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ここに蒸気で動く機械のドリルが出現し、人間がやるよりもずっと早く、安く工事を進めることが出来るようになります。しかし、労働者は職を追われることになります。

そこで労働者側は、機械よりも人間の方が早くドリルを打ち込めることを証明しようと、ある日人間と機械のコンテストが開かれました。そこに労働者の代表として登場したのが我らが John Henry です。

結局、John は、機械よりも早くドリルを打ち込んで行って機械に勝利したのですが、勝負がついたところで、力尽きて死んでしまった、というお話です。

歌う分には、それが本当のことかどうかはあんまり関係はないことですが、そこに込められた人々の生活や苦しみ等に思いを致せば、いつも歌っている歌も少しばかり感じが変わってくるかもしれません。

ともかく、このようなある種哀しい曲を速いテンポの曲で明るく歌い飛ばしてしまう、というところにアメリカ人の前向きなパワーがあるのかもしれません。日本人だと、演歌にして思いっきり心情を込めて John Henry を追悼するかもしれませんね。

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  by kasninoyh | 2008-03-28 23:28 | ブルーグラスの曲・歌詞

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