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カテゴリ:ブルーグラスプレーヤー( 82 )

 

ライブのドライブ感が素敵な若手バンド:South Austin Jug Band

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アメリカでは、若手の素晴らしいバンドがたくさん出てきていると思うのですが、今日ご紹介する South Austin Jug Band もそんなバンドの1つです。

先日、何気なく見ていた You Tube の映像で見つけたのですが、フィドルを中心とするインストがなかなかいいな、と思いました。

というわけで、このバンドのことは良く分っていません。名前の通り、テキサスをベースとして活動しているようですが、IBMAで賞を取ったとかというところには行っていないようです。

さっそく、eMusic にあったアルバム "South Austin Jug Band" を入手してみました。収録曲は、以下の通りです。

1. Long Journey Home
2. Turn Around
3. My Baby in the Sunshine
4. Hill Country Nights
5. Little Wing
6. Motor City Man
7. Ramen Noodle Rag
8. Cuttin' the Mullet
9. The Ballad of Eddie Mullet
10. Cactus and Caliche
11. Stealin'
12. Old Settlers' Breakdown


そもそも、彼らの演奏は、もちろんブルーグラスが土台だとは思いますが、もっとジャズ的な要素が濃いようです。

このアルバムでは、バンジョーが入っていません。どこか Green Cards と同じような雰囲気を持っています。

一番最初のお馴染みの Long Journey Home は、アップテンポのドライブの聞いた演奏になっています。

全体的にライブでの気軽なアドリブを聞いているような感じで、特に、フィドルとマンドリンのドライブのある自由な掛け合いが楽しいアルバムです。

  by kasninoyh | 2007-05-20 23:11 | ブルーグラスプレーヤー

若手の注目バンド: The Infamous Stringdusters (1)

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今日ご紹介するバンドは、The Infamous Stringdusters です。

ナッシュビルを中心として活躍している若手バンドです。音作りは、トラッドなブルーグラスですが、自分達のオリジナルに力を入れているようです。

メンバーは、6人ですが、若手とは言え、中には、有名なプレーヤーとツアーをしていたベテランのミュージシャンも入っています。

Andy Hall (Dobro)、 Jeremy Garrett (Fiddle) そして Jesse Cobb (Mandolin) は、Lonesome River Band にいた Ronnie Bowman のバンドでプレーしていたそうです。

それに、ボストンの名門音楽学校 the Berklee School of Music を卒業した Chris Eldridge (Guitar)Chris Pandolfi (Banjo) がジョインし、ベースの Travis Book が加わって、現在のメンバーとなっています。

ところで、バンジョーの Chris Pandolfi は、あの名門 Barklee で初めてバンジョーをメイン楽器として学位を取った人です。トニー・トリシュカにも師事していました。

この Chris は、私がニューヨークにいた頃、毎週水曜日に通いつめたマンハッタンのビレッジ内のアイリッシュ・パブ Baggod Inn でやっているジャムに時々来ていて、一緒にジャムったりしました。

その時から、バークレーのバンジョー弾きとして有名で、もちろん、抜群に素晴らしいバンジョーを聞かせてくれていました。

このように大活躍しているのを見るのは嬉しいことです。

ところで、このバンドの名前もずいぶんと変わっています。

前に Crooked Still という変わった名前のバンドをご紹介しましたが、かれらもボストン地域から出てきています。

Infamous Stringdusters というのは、直訳すると「悪名高き弦のチリ払い達」ということなんでしょうが、これもきっと意味があるんでしょうね。

ちなみにかれらのウエブサイトは、こちらです。

  by kasninoyh | 2007-04-06 19:08 | ブルーグラスプレーヤー

Straight Drive - Jen Larson

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ここにご紹介するのは、ニューヨークを中心にローカルで活躍しているブルーグラス・バンド、Straight Drive です。

ちょっと、インターネットで検索していたら、懐かしい人達が出てきたので、ご紹介する次第です。

もともと、ニュージャージー在住のバンジョープレーヤーのテリー・マックギルを中心としたバンドでしたが、数年前に、女性リード・ボーカリストの Jen Larson を迎えて、彼女の素晴らしい歌を中心とした構成に変えたようです。

Jen は、以前、ニューヨークのジャムでよく顔をあわせました。そのころはアマチュアで、一度仕事をやめて大学院に通っていました。

でも、歌がとてもうまいのです。とにかく抜群でした。小柄な体なのに、すごいボリュームで歌います。とても性格がいい人で、私のようなアジア系の人間にも、全く普通に接してくれました。

プロとして活動するかどうか、その当時は迷っていたようですが、2003年頃から、本格的にブルーグラスをやり始めていたようです。

今、どのような音楽を聞かせてくれるのか、是非、聴きに行きたいですね。

このようなローカルの素晴らしいバンドがたくさんあるのが、やっぱり、アメリカの良いところです。本場だから、当然か。(でも、ニューヨーク周辺では、ブルーグラスは、まだ珍しいのではないかと思います。)

  by kasninoyh | 2007-01-29 23:10 | ブルーグラスプレーヤー

The Bluegrass Blog's comment on No Speed Limit


thebluegrassblog.com!!

                ★ ★ ★ ★ ★

昨日、このブログで No Speed Limit の最新CDについてコメントしたのですが、何と、私がいつも良く見ているアメリカのブルーグラスについてのブログ The Bluegrass Blog が、私のこのコメントを取り上げてくれました。

The Bluegrass Blog のコメントをご覧になりたい方は、以下のサイトを見てみてください。

The Bluegrassblog.com/no-speed-limit-in-Japan

この The Bluegarss Blog は、本場アメリカの最新のブルーグラス事情をいろいろと教えてくれるサイトです。

それにしても、日本語でブルーグラスについて書いているこのブログを見てくれているアメリカの人もいるんですね。

これがインターネットの素晴らしいところです。本当にインターナショナルです。

それとともに、非常にローカル色の濃いブルーグラス音楽ではありますが、この音楽も、インターナショナルになっているんです。


★ ★ ★ ★ ★

Dear The Bluegrass Blog,

Thank you for your tracback to my comment on No Speed Limit. It is a pleasant surprise for me to have your comment on my Japanese blog on bluegrass music. Moreover, you read Japanese, that is great!

We do have quite a number of bluegrass fans here in Japan and we are enjoying it everyday. We are very happy to see many new and young bands coming to the scene in the U.S.

I hope that the younger generation in Japan, too, will pick up this charming music genre.

Anyway, I would like to repeat a part of the comment of The Bluegrass Blog, because I am quite agree on this.

"What a wonderful world we live in. Someone half way around the world can hear your music on the internet, and immediately purchase your album, listen to it, and begin telling others about it."

Great, isn't it.

NINO

  by kasninoyh | 2006-11-07 23:10 | ブルーグラスプレーヤー

新星若手バンド: No Speed Limit

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今日ご紹介するバンドは、非常に新しいブルーグラスバンドで、No Speed Limit と言います。

ごく最近、バージニア州で結成されたのですが、2006年のバージニア州知事の就任式に演奏したり、今後はラルフ・スタンレーとツアーが企画されている等、人気が上がってきて National Band になりつつあるようです。

この No Speed Limit の2枚目のアルバムが、 Sweet Virginia です。

このバンドの魅力は、なんといっても若い女性ボーカル、Amber Collins の太く力強いリードでしょう。まだまだ歌い方は荒削りのようですが、パワフルで思う存分歌っている、という感じが伝わってきます。

それをバックアップするのが、ギターのチャンピオンでもある Josh Pickett、バンジョーのSteve Barr、ベースの Jacob Eller、そしてマンドリンの Ryan Blevins です。

CDを聞く限り、全体のアンサンブルも楽器演奏にも、まだまだ調整が必要な感じもありますが、アップビートでパワフルな演奏はとても魅力的です。

実は、このCDの中に収められている New East Virginia をインターネット・ラジオで聞いて、いいなぁと思い、iTunes Store で買ってしまったというのが、このバンドとの出会いでした。

この New East Virginia は、例の East Virginia Blues を現代風にアレンジして、ゆっくりと歌ったバージョンなのですが、全く別の曲のように聞こえます。これはいいな、と思って衝動買いした次第。

今後が楽しみなバンドです。

  by kasninoyh | 2006-11-06 23:04 | ブルーグラスプレーヤー

ファミリーバンドの伝統: Tina Adair

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これまでも、CherryholmesThe Chapmans のようなすごいファミリー・ブルーグラス・バンドをご紹介してきました。

今日ご紹介するのは、女性ブルーグラッサーの Tina Adair ですが、やはり家族で演奏しているミュージシャンです。

彼女は、アラバマ出身で、3歳の時から両親がやっていたファミリー・バンドで演奏し、8歳の時にはレコーディングをしたそうです。こんな環境であれば、すごいミュージシャンが育つんでしょう。このファミリー・バンドの伝統は脈々と続いています。

彼女は、なかなかパワフルな歌声を持っており、マンドリン、フィドルを弾き、歌も作ります。

ファミリー・バンドでは、両親と兄弟が一緒に演奏しています。最近のフェスでの Tina Adair Band の写真を見たのですが、Tina は随分と太っていてちょっとびっくりしましたが...

彼女のソロ・アルバムは、1997年にシュガー・ヒルから出た "Just You Wait & See" ですが、この中には彼女のオリジナルが2曲納められています。

彼女は、今もあちこちのフェスティバルに出演して活躍しているようです。

  by kasninoyh | 2006-06-21 23:26 | ブルーグラスプレーヤー

注目のマンドリニスト: Matt Flinner (その2)

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Matt Flinner は、ベースの Todd Phillips、ギターの David Grier の3人で、Phillips Grier & Flinner というバンド組み、録音や演奏活動をしています。

このバンドの最初のアルバムは、1999年に出た Phillips Grier & Flinner です。

このアルバムでは、3人のインストのオリジナルが収められています。ブルーグラスというより、3人の名手によるアコースティック・アンサンブルという感じですが、Todd のプロデュースで、カリフォルニアの爽やかな風をイメージさせるアルバムとなっています。

夜、静かに、グラス片手に語らう時のバックグラウンドミュージックには最高です。

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このバンドとしては、2002年に Looking Back というアルバムをリリースしています。

このアルバムは、題名に見られる通り、Tennessee Blues、Monroe's Hornpipe、I Am A Pilgrim、Old Dangerfield、Dixie Hoedown 等のトラッドやビル・モンローの曲を取り上げています。アレンジは、彼ら独特のもので、スムースに軽やかに流れていくので、非常に気持ちが良く仕上がっています。

Matt は、これ以外に、Matt Flinner Qualtet というジャズのバンドを組んでアルバムも1枚出しています。

彼の最近の活動はよく分らないのですが、あちこちのフェス等でマンドリンのワークショップもやっているようです。

  by kasninoyh | 2006-06-13 14:21 | ブルーグラスプレーヤー

注目のマンドリニスト: Matt Flinner (その1)

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今日ご紹介するのは、プログレッシブなマンドリンを聞かせてくれる Matt Flinner です。

Matt は、10代でウィンフィールドのコンテストで1990年にまずバンジョーのチャンピオンになり、翌年には、マンドリンでチャンピオンになるという天才です。すごい人ですね。

彼のマンドリンは、軽快で切れが良く、爽やかな音色が特徴です。トラッドな音楽をベースにしながらも、現在は、ジャズの方へも展開しています。

最初のソロアルバムは、最初の写真の The View From Here です。

このアルバムは、1998年にコンパス・レコードから出ているのですが、フィドルを中心に据えたインストオンリーのアルバムです。そのフィドラーには、ゲストとして、スチューアート・ダンカン、ティム・オブライエン、ダロル・アンガーというスーパースターを迎え、それぞれのフィドラーのサウンドに合わせた曲を Matt が作曲して演奏しています。

トラッドな音楽をベースにしながら、自由に展開していく、という感じで、それ程、ジャズの方へ飛んでいってしまっていないので、ちょっと古くなりましたが、私としては、好きなアルバムの1つです。

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2枚目のソロアルバムは、上の Latitude です。(2001年コンパス・レコード)

この2作目も、1作目の延長線上にありますが、よりプログレッシブになっている感じです。こちらも、全てオリジナル曲です。

レコーディングのメンバーは、トッド・フィリップス、デイビッド・グリアー、スチューアート・ダンカン、ダロル・アンガー、ジェリー・ダグラスで、"Phillips Grier & Flinner" のメンバーが中心になっています。

ところで、このCD発売元のコンパス・レコードは、バンジョープレーヤーのアリソン・ブラウンが経営しているレーベルです。Matt の音楽は、なんとなく、このレーベルにぴったりのサウンドです。

(つづく)

  by kasninoyh | 2006-06-12 11:06 | ブルーグラスプレーヤー

これまたすごいファミリーバンド:The Chapmans

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以前、アメリカのファミリー・バンドで、Cherryholmes というすごいバンドをご紹介しましたが、まだまだすごいファミリー・バンドはたくさんあります。

今日、ご紹介するのもそのようなファミリー・バンドの1つで、"The Chapmas" といいます。

このバンドは、男性ばかりのバンドですが、このバンドの始まりがおもしろいのです。

The Chapmans は、コロラド出身なのですが、その長男の John が、1990年代初めに、10台の若さでユースフィドルコンテストに優勝します。このことがきっかけになり、息子の趣味と実力に刺激されて、なんとお父さんの Bill がバンジョーを始めます。

そして、次男、三男の JeremyJason もそれぞれ、マンドリン、ベースを始め、John は、ギターとリードボーカルに転向し、ついにフルタイムでのファミリー・バンドとしての演奏が始まります。

その後、1998年に、SPBGMA (the Society For the Preservation of Bluegrass Music in America) の the International Bluegrass Band Championship を勝ち取ったことが一躍全国ベースのバンドに飛躍することになります。

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Pinecastle レーベルから出した最初のCD"Notes from Home" も 2枚目の "Follow Me" も、Bluegrass Unlimited のトップ5にリストされ、2002年には、IBMA の the Emerging Artist に選ばれています。

2005年に出した "Simple Man" も、Ron Block、Stuart Duncan、 Aubrey Haynie、 Rob Ickes、 Sonya Isaacs、 Andy Leftwich などをゲストに迎えて、非常にしきしまったCDに仕上がっています。

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このバンドは、John のボーカルを中心とした、ブルージーで哀愁をともなったサウンドが売りです。

それにしても、家族のメンバーで、バンジョーもマンドリンもベースもギターも歌も、非常に高水準のバンドが組めてしまうのですから、驚きですね。

兄弟のハーモニーというのは、声の質が同質なのか、よく溶け合って、独特のサウンドを作り上げますが、The Chapmans も、非常にタイトな響きあうハーモニーを聞かせてくれます。

本当に、こんな家族がいるなんてすごいですね。息子の趣味にお父さんが付き合って、そしてしまいには家族全体をまきこんで、フルタイムの仕事にしていまう、というのも、アメリカらしいダイナミックさです。

ちなみに、このバンドのウエブサイトは以下の通りで、このサイトでは、彼らのCDの一部をバックグラウンドで聞くことができます。

       www.thechapmansonline.com/

  by kasninoyh | 2006-06-08 23:41 | ブルーグラスプレーヤー

爽やかな音作りの The Greencards

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今日ご紹介するのは、新しいグループです。名前は、The Greencards といいます。

2003年ごろから活動を始め、2004年には、最初のアルバム "Movin' On" を発表し、またたくまに人気を得てきました。

2005年には、最新アルバム "Weather and Water" を発表しています。マール・フェスのようなメジャーなフェスに出演もしています。

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メンバーは、Kym Warner (マンドリン)、Carol Young (ベース、リードボーカル) 、それに Eamon McLoughlin (フィドル)です。

ユニークなのは、"Greencards" というバンド名に象徴されているように、彼らが、全員、アメリカ以外の出身であることです。Warner と Young は、オーストラリア人、 McLoughlin は、イギリス人(アイリッシュ系)です。

バンジョーは入っておらず、マンドリン、フィドル、ギター、ベースのアコースティックサウンドです。音作りの土台として、ブルーグラスをしっかりと基礎に据えています。ですから根っからのブルーグラスファンとしても、「あっちの方へ行っちゃった」という違和感はあまりなく、落ち着いて聞いていられます。

非常に爽やかでかつどこか哀愁を漂わせるサウンドを聞かせてくれます。「ブルーグラス」マイナス「泥臭さ」ということでしょうか。このちょっと違った感じが、このグループの魅力です。メンバーの経歴によるんでしょうね。

バンジョーがないのが寂しい気がする時もありますが、個人的には、非常に好きなサウンドです。これからの活躍が期待されるグループの1つだと思います。

彼らのウエブサイトは、以下の通りです。ご参考まで。
www.thegreencards.com

  by kasninoyh | 2006-06-02 23:23 | ブルーグラスプレーヤー

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